【サボテン教室】 サボテン食膳。


(旧ホームページの2003年8月12日記事の再掲になります。)

 最近は色々な自然食品がブームになりますが、サボテン・多肉植物の中では古くから‘医者いらず’の異名を持つアロエの薬効が知られています。日本では苦味の少ないアロエ・ベラがヨーグルトやドリンクに使われ、又、木立アロエは化粧品や石鹸の材料に、さらには火傷や怪我に対する効果も証明されています。台湾ではこの他に、石蓮(朧月Graptopetalum paraguayense)のジュースが健康食品として有名で、他の果物や蜂蜜等と混ぜて愛飲され、商品にもなっているそうです。
今度、台湾サボテン・多肉植物協会理事長沈宋輝氏から朧月と団扇サボテンを食材としたレシピをお知らせ頂きましたので何種類かご紹介致します。食材の入手可能な方はトライされては如何でしょうか?三角柱、長盛丸などが使用される場合もあるようです。
☆朧月黄金揚げ① 材料

石蓮(朧月) 12本
雲丹 20g
小麦粉 50g
トウモロコシ粉 30g
1個
大根 少々
oboroduki台湾の石蓮(朧月)栽培
② 合わせ調味料
醤油、鰹出し汁、味醂を合わせて好みの天つゆを作り、大根下ろしを添えておく。
③ 調理方法
雲丹、小麦粉、トウモロコシ粉、卵を混ぜて冷水を加え、衣を準備する。
石蓮を洗い水気を拭き取ったものに上記の衣をつけて、天麩羅の要領で小麦色になるまで揚げ、天つゆをつけて食する。
☆名醤爆仙掌

① 材料

仙人掌 500g
蛤のむき身 300g
生椎茸 3枚
馬拉盞醤(唐辛子醤油)、大蒜適量

② 調理方法
サボテンの皮を取り、厚めに切って沸騰した湯をくぐらせる。
生椎茸も同様に沸騰水にくぐらせる。
③ むき蛤、大蒜を強火で炒め、香りをだす。
④ ③にサボテン、椎茸を加えて炒め、唐辛子醤油で好みの味付けをする。

☆サボテン松仁豆腐
① 材料

サボテン 200g
松任子 200g
豆腐 200g
鶏がらスープ、香薬、葱花(刻み葱)、生姜、砂糖(大匙1)、酒、化学調味料、サラダオイル適量
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カルトンホテル・サボテン料理メニュー
② 調理方法
豆腐はヤッコに切り、サボテンは賽の目に切っておく
鍋にサラダオイル、葱、生姜を入れて香りが出るまで炒め、それに白砂糖を加えて火を弱め、ナツメ色に焦げ色が出るまで熱する。
酒、鶏がらスープ、豆腐を加え煮立てたものにサボテン、香薬を加え、最後に塩味を調整、化学調味料で味を調えて沸騰してから食する。
(この料理は滋陰潤燥、清肺滑腸、抗衰防労に効果があり、肺虚燥咳、便秘=老人性便秘)に有効。松仁子は漢方薬・日本では中華街などで入手可能)
shokuyo_utiwa食用団扇サボテン ☆サボテン寿司
① 材料

寿司飯 200g
サボテン 50g
大根沢庵 25g
人参沢庵 25g
蟹棒(蒲鉾) 2本
海苔 2枚
② 調理方法
少し硬めに炊いたご飯に寿司酢を混ぜて冷ましておく。
サボテンは刺を除き幅5ミリメートル位に長く切る。
2色の沢庵も同様、カニ棒も同様に準備する。
これを巻き簾に乗せた海苔で巻き、太巻き状にする。
ちょうど良い大きさに切り、山葵醤油をつけて食する。
そのほか、小口の海苔を12枚準備し、寿司飯を十二等分して、材料を具に手巻き寿司のように海苔で包んで食する。
 その他、台湾ではサボテンが色々活用され、サボテン+卵蛋白は乳腺炎に薬効があると言われています。具体的な使用法は新鮮なサボテン100~150gの刺を除き、泥状にしたものに明礬30gと適量の卵を混ぜて患部に塗布、一日に3~4回取り替えます。毎日3~4回取り替えると局部の痛みが消滅するそうです。(以上)

中国の歴史と伝統の感じられる楽しい食膳のレシピや情報を数多くお知らせいただきましたので、別の機会に掲載の予定です。日本では宮崎県の食用サボテンが有名ですが、どなたか試食の感想をお寄せ下さい。(事務局)