『Webシャボテン誌四季報2017年春号』に掲載した害虫関連のコメントを下さった信州サボテンクラブ・加藤一郎氏からの追加情報です。
ルビーカイガラムシ(ルビーロウカイガラムシ)の件でお話ししましたが、今日の植え替えで太平丸を抜いたところ、根際から根にまで虫がはびこっていました。普通は稜間から頭にかけて付き、アレオレや頂点に虫が付くと著しく観賞価値が損なわれ、回復には時間が掛かります。
(赤〇で囲んだ陵の窪みに白く見えるものが虫)
対策としてはカルホス乳剤と食器洗い洗剤(商品名ジョイ、チャーミー等の油成分を除去するもの)の1,000倍液を作り植物全体を20分程度浸け殺虫します。 少数の場合は虫を掻きとりますが、見えないところに潜んでいることが多く、注意が必要です。
潅水を少なくしている方は乾燥状態ですので繁殖している場合が多く、植え替えの時に株際から根を良く確認してください。
(根際の白いものが虫)
虫の拡大画像
「→」の先、白い中に赤く見えるのでルビーの名前がついている。