(本記事は、旧ホームページの2004年10月31日の記事を再掲したものです。)
名人の栽培場見学 ③ 秋田県 橋本幹郎氏 |
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ホルテンセ鉢 発芽直後のホルテンセ |
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温室内の橋本氏 | |
台風続きで秋晴れが待ち遠しい10月中旬、サボテン市場にMuiria hortenseae(宝輝玉)を提供頂いている秋田県の橋本幹郎氏の温室を見学させて頂きました。 雪に耐えるように頑丈で採光に工夫がなされ、空間が広く取られた10坪を遥かに超すガラスの温室は、この時期には全ての遮光が取り払われ、中には陽光を一杯に浴びた植物が伸び伸びと栽培されていました。 |
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その他のメセン類 | |
驚いた事には、天下の難物として有名なMuiria hortenseae(宝輝玉)があちこちに無造作に置かれています。角鉢に寄せ植えで、数頭株が朱泥鉢に植えられて、棚の上には単頭株がずらりと並び、どこを向いても小石の様に無造作に置かれた宝石・宝輝玉が目に入ります。まさに、日本のホルテンセの原産地と言っても過言ではない!外国の方が見られたら‘信じられない’と叫ぶ事と思います。さらに、温室の外に小ぶりな数頭株が数鉢、これは何と、秋田の戸外で越冬したhortenseaeの株だそうです。 |
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Muiria hortenseae 角鉢植え | |
Dinteranthus他 | |
宝輝玉から目を移して温室を眺めると、同じく難物のDenteranthusが大きく育ち、見たことも無い様な巨大サイズのMitrophyllum怪奇鳥が異彩を放っています。巻き花のConophytumは濃色を維持しながら見事な花を着け、Cono.stephaniiの大株、Lithops紅大内の完成株が完全な形を保っで栽培されていました。 | |
紅大内群生株 | |
Cactus類は白いマミラリア、群生の烏羽玉、ボタン類が見事な作柄で栽培範囲の広さを感じます。 当日は、亀甲竜の雄花を貰いに大曲まで60kmの距離をバイクで往復されたそうで、温室脇の大株亀甲竜が結実、来年、国産亀甲竜が発芽する事は確実の様です。 |
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⑥ 亀甲竜交配中の橋本氏 | |
牡丹類開花 | |
回転し始めたAloe polyphylla | |
怪奇鳥(鉢内は100円玉) | |
Cono.赤巻き花 | |
Cono.紫巻き花 | |
Cono.白花 | |
Cono.stephanii大株 | |
Cono.subfenestratum開花 | |
庭先の植物 | |
キウイフルーツ棚の釣り鉢栽培 | |
今回、サボテン市場に5~6頭株のホルテンセ4鉢の頒布をお願い致しました。 宝輝玉の栽培の秘訣は?と伺いましたら、‘何本枯らしたことか…’がその答えでした。つまり、自分で経験して考えなければ習得出来ないと言う事のようです。 秋田の冬は早いそうです。今年発芽したばかりのホルテンセの実生は、来年までにどの様に大きく成長するのでしょうか…。(以上) |